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勤めたことがあるから分かる。ブラック企業の特徴

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生活
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まさか、自分がブラック企業に入るとは思っていませんでした。

というか無知で気付いたら働いていたのはブラック企業だったという感覚です。

ブラック企業経験者が、実体験をもとに語ります。

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経験者が語ります!ブラック企業について

ブラック企業ってどういったイメージがありますか?

労働時間が長い!残業代がつかない!福利厚生が整ってない!休みがない!

私は、3社のブラック企業を通して全て経験しました。

これから就職する方や転職を考えている方に向けて、私のブラック企業経験談をもとに仕事選びの参考にして下さい。

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そもそもブラック企業の線引きってあるの?基準について

ブラック企業で働いた私からすると、明確に基準というものは無いように感じます。

なぜなら、働いているときは気に入って働いていたり、こんなもんだと割り切って働いたり、とブラック企業という認識がなかったからです。

どんなに世間からブラック企業と言われていたとしても、働いている本人が満足していればそれはブラック企業にはなりません。

例えば、給料を増えたり上がったするのであれば休日返上で働きたいという考え方の人もいれば、とにかく休みがあれば給料はどうでもいいと思う人がいるわけです。

その人が認めなければ、ブラック企業にはならないし、私も働いていた頃のことを思い出すと全く疑いもせずに働いていました。

明らかな労働基準法違反がある場合は問題ですが、私が経験した職場ではギリギリ違反ではなかったのかなとも感じます。

気をつけてもらいたいのが、あくまで私がブラック企業と感じた部分でそれが全てではありません。

仕事を選ぶときの参考程度にして頂ければと…..

それでは、私が実際に働いたブラック企業3社の経験談を紹介します。

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工場勤務の製造業へ就職!無知な私がブラック企業と感じたこと!

私は高卒ですぐに働きだし、その時に就職したのがこの工場勤務の製造業。

最終的には、5年間働き役職までもらいましたが辞めることになります。

私が働いていたときの労働条件です。

  • 高卒基本給 → 14万円
  • 最終基本給 → 18万円
  • 労働時間 → 8:00〜17:00
  • 年間休日 → 98日
  • 仕事内容 → 家具の製造

人によって感じ方はいろいろあると思いますが、私がブラック企業と思った点、辞めるキッカケになった点を紹介します。

無償での休日出勤、サービス残業、残業代カットは当たり前

ブラック企業の代名詞といってもいい休日出勤・残業代カット・サービス残業。

仕事でミスすると自身の責任になり、サービス残業・休日出勤をしてカバーすることが当たり前で社員のほとんどが行っていました。

これをしなければ、上司に気に入ってもらえなかったので私も当たり前のように行っていました。

高卒の私は、他の会社のことは知らなかったのでこれが当たり前と思い働いていましたが、友人や奥さんの労働条件と比べたときに明らかにおかしいということに気づきました。

そこから、会社への不信感は増していきましたが決定つけたのが残業代カット。

自身で残業時間を記録していたのですが、記録と合わず残業代がいつの間にかカットされていることに気づきました。

私はそのことを会社に言い出せず、不信感が増していき辞めるようと思ったキッカケのひとつです。

有休は悪!怪我しても働くことが正義!

有休はあったものの、申請するのにとても勇気が必要でした。

私はその空気感に耐えらえず有休を申請したことがほとんどありません。

ある日、私はバイクで事故を起こしてしまい膝に大怪我を負い動いただけでも激痛が走る状態でしたがそれでも申請する勇気が湧かず、痛みを我慢しながらも働いていたことを覚えています。

自分で勝手に起こした事故なのに会社に迷惑をかけるのか!と言わんばかりの圧力をかけられ精神的にも参ってしまいました。

病気であっても自己管理の問題と責められ辛かったです。

こんな環境で仕事を続ければ、いずれ体を壊してしまうと感じてしまい辞める要因のひとつになりました。

30年間勤めたベテラン社員の退職金が30万!?

退職金は、老後の資産形成で必要なものですよね。

この会社、退職金そのものがありませんでした。

大事なことを完全に見落として働いてしまっていたのです。

定年退職する方の送別会に参加したとき本人に退職金のことを聞き、30年間勤めた退職金が30万円だったということを知りました。

実はそれも退職金では無く、会社からのお祝い金だったようです。

これが仕事を辞める最大のキッカケになった出来事で、退職金が無いとなると将来が不安になり転職しようと決めました。

ちなみに、私は5年間働きましたが退職金はありませんでした。(笑)

反省点、無知すぎた自分を叱りたい!!

いくら高卒で、初めて働く会社だからといって私は社会のことを勉強しなすぎでした。

退職金については、当時の求人票を見ると「有り」としか書かれておらず、詳細な条件などの記載はありませんでした。

私の確認不足も原因のひとつでしょう。

残業代カットや有休についても、しっかりと会社に言えば良かったものの勇気を振り絞れず言えなかったのもいけませんでした。

今の私なら絶対言うので、思い返すと悔しいです。

紹介した以外に、年功序列の会社で仕事ができなくとも、年齢が上というだけで自分より給料が高いというのにも納得できないという思いもあり転職を決めました。

しかし、この考えが更なるブラック企業への転職につながってしまいました….

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新規開拓営業への転職!まるで軍隊のようなハードワーク!

年功序列のシステムを嫌った私は、自身の実力で稼ぎたいと思いこの会社へ転職することに決めました。

この会社も5年間働き役職をもらいましたが辞めてしまいます。

私が働いていたときの労働条件。

  • 転職当初の基本給 → 10万円
  • 最終的な基本給 → 20万円
  • 労働時間 → 7:00〜22:00
  • 年間休日 → 30日ぐらい
  • 仕事内容 → 住宅の外壁塗装の飛び込み営業・テレアポ業務 

歩合制の会社で、個人の売り上げが給料に直結する会社でそのシステムに惹かれ就職する決めました。

労働条件を見ていろいろ感じると思いますが、私が経験したこと今となって感じることを紹介します。

労働時間が長すぎる!子供と触れ合えない日々!

当時は、「稼げるなら時間なんてどうでもいい」と思っていた私ですが、子供と触れ合うこともできない労働時間は異常だと今なら感じます。

業務内容が個人宅への飛び込み営業なので、その日に担当する地域で変わりましたが現地に9時到着が決まりでした。

朝7時までに出社し担当地域へ移動、17時まで地域を歩いて飛び込み営業、帰社してからは21時まで電話でのアポイント業務で翌日の準備をして仕事が終わるのが22時頃です。

家に着く頃は、子供も寝ていて朝は誰より早く家を出るので、子供と会うことすらできないことが多かったです。

ある日、家を出発するときに子供が起きていたので見送りしてくれたのですが、その時の言葉が衝撃で「このまま働き続けたらヤバい!」と思えた言葉でした。

普通は「いってらっしゃい」と言って見送りしてくれますよね?

子供から出た言葉は「また来てね〜」と言って見送ってくれたのです。

私は父親で同じ家に住んでいるのにも関わらず、子供からしたら「たまに来てくれる人」だったのです。

この発言で、自分の労働時間の異常さに気づき、辞めることのキッカケになりました。

休日返上で働く毎日!働かなければ悪者扱い

歩合制の会社で、売り上げるほど給料に反映されるシステムだったので社員のみんなが休日返上で仕事をしていたのです。

毎週月曜日が休みでしたが、祝日であればみんな喜んで出勤するし、基本的に出勤するのが当たり前で休めば悪者扱いされていました。

働き続ければ売り上げがあがる可能性は増えますが、休まなければ体を壊しますし、家族との時間も取れません。

実際に私は、体を壊しましたし、家族の時間を取れず夫婦仲も悪くなり子供も私の存在を忘れていきました。

それでも、稼ぐことが正義と思っていた私が怖いです。

そんな毎日を過ごしていましたが、時給計算するといくらぐらいなんだろうと思い計算しました。

そのときの手取り最高額が40万円程度でしたが、時給に換算すると900円にも満たないことに気づいたのです。

私のなかでは、「あんなにガムシャラに一生懸命頑張ったのにこれだけ?」と感じましたし、何より時間を犠牲にして家族に迷惑をかけていることにショックを感じました。

時給換算すると家事・育児をしてくれている奥さんより低かったのを覚えています。

なんでも時給換算すれば良いという訳ではありませんが、仕事を辞める要因には十分すぎる出来事でした。

上司の言うことは絶対!精神的に追い詰められた日々

どの会社でも上司はいると思いますが、私が働いていたこの会社の上司は誰も逆らえない存在でした。

売り上げが上がらなければ、「どうするの?やる気あるの?」など毎日プレッシャーをかけられ続けるのは当たり前で、無視もされるし、人間扱いされません。

休んだりしたら次の日には「なんで休んだの?休んだからには売り上げれるんですよね?」と言われたのを覚えています。

こんな日々の繰り返しで、精神もどんどん擦り減り、耐えられなくなり辞めることを決意したのです。

ですが、辞めることを伝えてもなかなか辞めさせてもらえず、最終的には無断欠勤を続け辞めることになりました。

上司や人間関係は、働いてみないことには分からない部分ですが、私の人生のなかで1番精神的に追い詰められた人物です。

最短半日で退職!社員の入れ替わりの激しさ

私は入社して1年が過ぎたあたりから入社希望者の面接を担当していました。

普通の会社では、人事部の方やそれ相応の役職の方が面接すると思いますが、まだ働いて1年ぐらい役職無しの新米である私が担当していました。

面接の内容は簡単で来た方にやる気があるかどうかだけを聞いて、やる気があると答えれば全員合格です。

面接でやる気があるかどうかを聞いて「やる気はありません」と答えれるはずもなく、面接に来た方は全員合格でした。

私のときも、面接の時点で合格を伝えられすぐに働きだしたのを覚えています。

入社が決まればすぐに働き出すのですが、業務内容を詳しく話さず仕事のやり方だけ話して働き出すので労働時間や労働内容にビックリして、すぐに辞める方がほとんどでした。

なかには、飛び込み営業中にそのまま家に帰り半日で辞めた方もいます。

やはりこの会社は、業務内容・労働時間が異常だと思うには十分すぎる出来事でした。

反省点、稼ぐことに意識が行き過ぎていた自分を叱りたい!

仕事をするうえで稼げることは魅力的です。

しかし、それは本当に労働時間や業務内容に見合っていますか?

この頃の私は稼ぐことに意識が行き過ぎていて、夫婦仲は悪くなり、子供にも寂しい思いをたくさんさせました。

この仕事は、確かに給料の上限はなく稼げる可能性はありますが、多くの時間を犠牲にし過ぎていることをあの頃の私に伝えたいです。

これから、仕事選びをする方はバランスを考えて選ぶことをおすすめします。

自動車部品の卸売り業に就職!わずか1日で退職しました。

今まで就職した会社にうんざりしていた私は、求人情報を見たりハローワークに通ったりして望んでいる条件に近い会社を探していました。

ですが、すぐには見つかりません。

私は家族も居るので早く働かなければと思い焦っていました。

ハローワークにすぐにでも働きたいと伝え、急募しており、すぐに働き出せるこの自動車部品卸売り業をしている会社に転職を決めました。

求人情報しか見ずに焦って就職した私はわずか1日で辞めることになります。

実際の労働条件が求人情報と違いすぎる!

ここまで転職を繰り返した私は疑いを持って働きだしました。

まず、私が行ったのは業務内容と給与体制などが求人情報と相違いがないかを確認したのです。

最初の指導を行ってくれた方に、気になっていること全てを聞きました。

すると、求人情報と全く違う内容だったのです。

残業代が無かったり休日が少なかったりすることを聞き出し、その他にもボーナスのことや昇給のことも聞きましたが、やはり求人情報とは違うし、私の求める条件とは違い過ぎたので次の日には辞めることを伝えました。

辞めて正解!良い判断だったと自分を褒めたい!

今でも思いますが、辞めて本当に正解だった思います。

自分の希望していない条件では、長く続けることは難しいと過去の経験で知っていました。

納得してなければ働いてても辛いだけですよね。

反省点をあげるとするなら、焦って仕事を決めてしまったこと。

働く環境は、生きていくうえでとても重要です。

なので、自分の納得する労働条件・業務内容を決めて、焦らずしっかりと探すことをオススメします。

求人情報通り、これがホワイト企業なのか!?

現在の私が勤めている会社です。

普通の中小企業で、有名でもななく給料が自慢できるような会社ではありませんが、今の私は納得して働いています。

求人情報通りの雇用内容で、残業代カットもされたことがありません。

少しキツイところが、休日出勤やトラブル発生したときはすぐに駆けつけなければいけないこともありますが、しっかりと手当はつくので満足してます。

この会社で働きだした1日目ですが、雇用内容の説明から退職金や残業代の計算方法までこと細かく説明がありました。

全ての雇用内容が書かれた資料ももらい、私が今まで働いてきた会社とは、全く違いビックリしたのを覚えています。

人によってはブラック企業に見える部分があるかもしれません。

しかし、私にとっては納得して働けるホワイト企業で、家族の時間・必要な給料を手に入れることができているので、このまま働きる続けるつもりです。

ブラック企業で働いて良かったこと!!

ブラック企業で働いてもひとつも良いことがないと思っている方もいるでしょう。

確かに私が経験した会社は、給料は安かったり、拘束時間が異常だったりしたので辞めて良かったと心の底から感じています。

同じような会社で働くことはおすすめしませんが、ブラック企業を経験した私が手に入れたことがこの3つです。

  • 理不尽への耐性
  • 我慢強さ
  • ハングリー精神

ブラック企業を経験して、いろいろな理不尽なことを言われ続けたくさん我慢してきました。

多少のことは気にせず仕事に取り組むことができるようになり、メンタルが強くなったと感じています。

その結果、今働いている会社も業務内容は全くみずに労働条件だけを見て決めました。

メンタルが強くなり自信もありましたし、今まで勤めた会社よりキツイところは無いと思っていたからです。

その結果、今働いている会社はビックリするぐらい楽に働けてます。

今の会社は、ルート営業がメインで新規取引先の開拓には力を入れてません。

私は新規開拓営業時代に培ったハングリー精神をもとに、新規取引先の営業も力を入れて頑張ったところ、会社から評価され出世にも繋がりました。

ブラック企業時代に経験したことが、今の仕事に活かせるので働いて良かったと思える部分です。

それでも、似たような会社に働くことは絶対にオススメできませんけどね。(笑)

これから仕事選びをする方に伝えたいこと

今までの経験を通して私が感じたことが、「自分の求める条件を明確にし納得して働ける仕事をする」このことを今から仕事を選ぶ方の参考にして頂きたいです。

もちろん、働きたいと思った全ての企業で働けるわけでは無いですけどね(笑)

働ける企業なかから自分の条件に近い企業を選べば納得して働けるのではないでしょうか。

やりたい仕事があればそういう会社を選べば良いですし、私みたいに条件重視で選ぶのも満足して働けると思います。

私のこの経験談を、仕事選びの参考にしてもらえれば嬉しいです。

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